イタリア BAR(バール) その1
バール
ミラノに住んでいた時、私の友人は家で朝食をとらない人が結構いて、その人達は職場に行く前にBarに立ち寄ってブリオッシュ(クロワッサン)とカプチーノ(またはカフェ)を飲むという人が多かったです。
また、仕事の合間に休憩としてBarにカフェを飲みに行ったり、ランチを食べに行ったり、仕事終わりに立ち寄ってアペリティーヴォ。
イタリアはコンビニや自販機がないので、ペットボトルの水など欲しいときには割高ですがBarで購入するなど、バールはイタリア人の生活にとって欠かせない場所であります。
海外旅行でイタリアに行った際に、1度は訪れるであろうBar。そんなBarの基本情報です。
まず最初に支払いですが、朝は先払い、ランチやアペリティーヴォは後払いのところが多いです。ただお店によってすべて先払いや後払いなど様々です。
朝、出社前の人たちで混雑する、一日で一番カフェが売れるであろう時間帯。人が多くバタバタしているBARが多いけど注文など頑張ってみましょう。
1,まずはレジに行って欲しいものを注文。(ちょっと大きなお店だとレジ打ち専用の人がいる場合もある。)
2,お金を払って、レシートを受け取る。
3,Banco(長テーブル)へ行き、店員さんにレシートを渡して欲しいものを伝える
4,ブリオッシュを頼んだ場合、ここで何味が欲しいか?聞かれる。 お店によってはレジでブリオッシュと伝えたときに中身は何?と聞かれることもある。
5,しばらくすると注文した商品がBancoに出される。
※同じものを頼んでも、Banco前で立ち飲みの場合と席に座って飲む場合とで、料金が違うこともあるのでご注意を。例えばカプチーノは1杯だいたい1.5ユーロぐらいだけど、座って飲むと3~4.5ユーロなど
後払いのところ、先払いでも席に座るか?って聞いてくるところ、また観光客がよく出入りする場所にあるBarなどでは値段が違うこともある。
逆に言うと小さなお店や観光客が来ないところ(地元率が高いところ)などは座っても金額は一緒。まあ先に払えば座って飲んだとしても、後から払えと言われることはあまりないけどね。
まずレジに行ったらあいさつから
Ciao(チャオ 何度か行ったお店など) ※よっ!ちゅーす、おはよっすなどのイメージでしょうか。
Buongiorno(ボンジョールノ 初めてのお店や目上の人など) ※おはようございます。こんにちわ。
何度も通っているBarの人に、いつもはCiaoって言っているのに、たまにBuongiornoなんて言うと、なんかあった?って言われました。
そうですよね。いつも「おはよっす」って言っている人が、たまに「おはようございます」なんてかしこまった感じで言うと、言われたほうは「どうした?」ってなりますよね 笑
さて朝食 基本はブリオッシュ(クロワッサン) ミラノではブリオッシュと言いますが、 ローマではコルネットと言います。 フィレンツェやヴェネツィアではどうだったかな?
そしてカプチーノ またミラノではカプチーノはカップーチョとも言います。
なのでミラノで朝バールで注文するときに、カップーチョ エ ブリオッシュというと何ともミラネーゼな感じがしますよ。(笑)
カプチーノではなく、カフェ=エスプレッソ、またはカフェ・マッキャートを注文するときもあります。
では会話してみましょう。
店:Buongiorno(ciao) ボンジョールノ(チャオ) おはようございます/おはよう
客:Buongiorno(ciao) ボンジョールノ(チャオ) おはようございます/おはよう
BARの朝は稼ぎ時でもあるので、個人的には簡潔に言ってあげたほうがいいかなと思うので
客:Un cappuccio e Brioche (ウン カップーチョ エ ブリオッシュ) ミラネーゼ風~ カプチーノとブリオッシュね
ここでレジの人がブリオッシュの中身は何がいい?と聞いてくることもあります。
聞き方は人それぞれなので、例えば、チョコラータ、ヴォータ(中身無し)、マルメラータ(ジャム)→アルビコッカ(アプリコット)と中身を聞いてくる人もいます。
なので注文時に、最初からBrioche di cioccolata (ブリオッシュ ディ チョコラータ)と言えばチョコレート入りブリオッシュとなります。
店:2.50euro ドゥエ、チンクワンタ (だいたいブリオッシュが1ユーロで、カプチーノは1.5ユーロ(カフェだと1ユーロ)が基本です。)
客:Ecco エッコ では
といいながらお金を払うとなんとも現地人のような
そして、レシートを受け取って、Banco(長テーブル)へ行き 改めて店員さんにレシートを渡して、
レジで言った同じことを繰り返して言う。
客:Un cappuccio e Brioche(Brioche di cioccolata)
店:con cacao コン カカオ?
カプチーノをお客様に出す前に、カカオパウダーを振りかけるお店も多いので、カカオパウダーは必要か?と聞いてくるのです。
客: Si または non grazie
カカオパウダー入りでも良ければ、Si スィー 、いらなければ non grazie ノン グラッツェ
※イタリア人は、エスプレッソ(ちょっとのコーヒーに)砂糖(zucchero)1袋全部入れて飲む方も多い
ちなみに砂糖の袋は白色が多くそれは上白糖。袋が茶色っぽいのはキビ糖(zucchero di canna ズッケロ・ディ・カンナ)であります。
バールの朝の状況やシステムなども書きましたので、そんなに多くの単語は使わないのでぜひ朝のBAR楽しんでみてくださいね。